2003/06/27

漫画の原稿と著作権

「さくら出版」原稿流出事件・関連リンク集

 無駄な伏せ字でちょっと「?」な感じだった、川島れいこ氏の日記なのだが、 6月26日の「原稿紛失事件(その3)・・」を読むと、「著作権」に対する認識の甘さが見えてくる。

 今まで漫画家は自分が何を売ってお金を貰っているか理解していなかったのか?
 日記では、靴屋や画家、作詞・作曲者を例に出して、漫画家の権利について長々と書いてあるが、要するに著作物の「複製および頒布を許諾」したつもりだと言っているのだ。。
 対して、出版社の編集者は「すべての著作権」を譲り受けたと言っている。
 どっちにしても、出版社は「出版権」を得る事ができるので、はっきりしないままやってこれたのだろう。

 また、「原稿」はただの著作物であって、「著作権」ではない。
 「出版権」を使うには「原稿」が必要だろうから、この2つはセットで扱われるだろう。その所為で「原稿」と「著作権」がごっちゃになってるのではないか?
 「原稿」だけあっても、「著作権」又は「著作権者の許諾」がなけりゃー、利用する事は出来ない。
 今回、不正に流れてしまった「原稿」だって、その著作権は今だに漫画家のものであろう(著作権を譲渡していないなら)。

 著作権には、著作者人格権という譲渡することができない権利がある。
 その中には、同一性保持権という「自分の著作物の内容又は題号を自分の意に反して勝手に改変されない権利」が存在する。
 漫画の「1つの話」を「1つの著作物」とするなら、分割して売ったりする事で同一性保持権の侵害として訴えられないだろうか?
 今回の話とはだいぶ違うが、以前コナミが「同一性保持権の侵害」で訴えている。(GameWatchの記事
 かなり強引な気もするが、こういう方面からの攻め方もありなのかなと、思ってみた。
 
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